2009年7月6日月曜日

眠れない夜には

まぁ眠れない事なんてほとんどない俺ですが、寝つきが良い曲ってのがあります。
クラシックを聴くとすぐ寝ちゃうってのはまぁよく聞くネタですが、実際にそうなのです。
コンサートでぐぅぐぅ寝ちゃうわけではないですが、とにかく最後まで聴いた事がほとんどないCDがあります。

グレン・グールドの「ゴールドベルク変奏曲」というアルバム。これを寝る前にCDプレーヤーにセットして再生ボタンを押すだけで、安眠をお約束します。
取っ掛かりはグールドの変人っぷりに興味を抱いた事なのですが、実際にこの曲は不眠症に悩むカイザーリンク伯爵のために、バッハが作った曲をゴールドベルク(ゴルトベルク)さんが演奏したという逸話もあるという事で納得。
鼻歌を歌いながら録音するのでCDには素敵なハミングが入ってるとか、演奏前には毎回30分以上も椅子の高さ調整を行い、紙1枚敷いて納得した事もあるとか、グールドの奇行はたくさんあるようですがとにかく素晴らしい演奏家ですので知らない人はぜひ一聴を。
普段はRockばかりの俺でも、たまにはクラシックも聴くんですよ。
まぁすぐ寝ちゃいますが。

グールドのゴールドベルク変奏曲はデビュー盤である1955年録音の作品と、50歳で亡くなった1年前の1981年に録音した作品があり、どちらも好きなのですが1981年の再録音の方が個人的には良く眠れます。
以下に紹介するCDはデビュー盤と再録音に加えてインタビューとアウトテイクが入ったメモリアル・エディションです。