2011年8月1日月曜日

FCバルセロナのシーズン11-12

去シーズンはまさにバルサの年!!
リーガもチャンピオンズリーグも優勝し、世界最強チームである事を見事に証明したペップバルサ。
(アメリカを除く)世界中を熱狂の渦に巻き込み、無敵艦隊スペインの初優勝で幕を閉じたFIFAワールドカップでの疲れも感じさせない圧倒的な強さ。
我らがバルサは新シーズンに向けていよいよ始動しました。

前回のワールドカップ、スペイン代表は無敵艦隊と呼ばれながらも初優勝だったのですが、そもそも無敵艦隊という呼び名は皮肉から始まったとの事ですが、現在のスペイン代表はホンマに無敵という表現が当て嵌まる強さを持っています。
何故かというとそれは代表の主要メンバーが殆どFCバルセロナの選手だからですね。
バルサが強い自慢というのもありますが、まずワールドカップというのは世界のリーグ、特に最高峰とされるスペインリーグを含めヨーロッパのリーグに比べるとレベルがちょっと低いという事実があります。
代表チームというのは、各国のリーグに散らばっている選手を集めて作られた謂わば付け焼刃集団。それに比べてクラブチームはチームの方針や戦術に適した監督や選手を集めて、長期間かけて共に練習している精鋭部隊。サッカーは戦術がとても重要なスポーツなので、この事実からもどちらがハイクオリティな試合をしているかは一目瞭然です。

そんな中で優勝したスペイン代表のコンビネーションが素晴らしかったのは当然代表の主力メンバーのほとんどがバルセロナの選手ということ。
もちろんコンビネーションは全く不安なし。そりゃ強いわけです。
しかし以前ドイツもベッケンバウアーがバイエルン・ミュンヘンを代表とほぼ同じメンバーにするという国策(?)を打ちたて、かなりお金をかけてチームを作った事がありますが、バルサ=スペイン代表と大きく違うのは戦術の完成度。
クライフ時代から受け継がれてきた美しくパスをつないで相手を崩す攻撃的トータルフットボル、この戦術をほぼそのままスペイン代表でも採用したのです。
このFCバルセロナというチーム、いくら選手が入れ替わってもやることは同じ。
小さい頃からその精神を叩きこまれたカンテラの選手が主力で、さらに補強でチームの戦術にフィットする選手を獲得するのですから当然といえば当然。
どこやらの大金はたいた選手に合わせて戦術がコロコロ変わるようなチームとは格が違うのです。

さて新シーズンもまたカンテラから飛びっ切りの新星が登場しています。
その名もチアーゴ・アルカンタラ。
父親は元ブラジル代表のマジーニョ(イオマール・ド・ナシメント)というサラブレッド。
既にプレシーズンマッチではゴールを連発、新シーズンの大注目株になりそう。
リーガ・エスパニョーラは現地で8月21日スタート。あと3週間、待ち遠しくてたまりません!!